海底熟成とは

その昔、海底に沈んだ沈没船から引き揚げられたワインを飲んでみたら、驚くほどおいしくなっていた…そんなロマンある伝説をもとに、今、お酒や調味料を海底に沈め、熟成させるという試みが世界各地で行われています。

海の底に沈められたお酒は、波の揺らぎを受け、陸上よりもはるかに速いスピードで熟成が進むと言われており、香りも味もまろやかに”ひらく”と言われています。

まだまだ神秘的な部分が多い海底熟成ですが、すでに商品化されている海底熟成酒も多く、海とロマンを愛するお酒の愛好家に好まれています。

「美しき海のワイナリー」
とは

ロケーションについて

お好みのお酒をお預かりし、南伊豆中木沖の海底にある熟成庫で半年間熟成させ、ご返送するサービスが「美しき海のワイナリー」です。

熟成庫があるのは、国定公園に面した、風光明媚な南伊豆町・中木沖の、透き通った海の底。

作業工程について

沈めるお酒には事前に防水シーリングを施し、熟練のダイバーが水底15mに設置された貯蔵庫へ1本1本丁寧にお入れし、保管します。熟成する期間は、台風がなく、水温の変動が少ない11月~5月の約半年間。

お預かりしたお酒は、美しい中木の海の底で、やさしい波音に抱かれながら、しばしの眠りにつきます。
半年後、海底で熟成されたお酒をダイバーが丁寧に引き揚げ、洗浄・梱包して、お客様のもとへご返送いたします。

サービス&料金について

フジツボや貝殻などの付着物に彩られたボトルは、自然が創り出す、世界で二つとない芸術品。
まぎれもなく海底で熟成されたという証です。

このボトルが眠りについていた美しき海の底に思いを馳せながら、あなたが選んだお酒が一体どのように変化しているのか、開封の刻をお楽しみください。